【シーライクスイベントレポ】ライター/編集者のあかしゆかさんとは？自然体で魅力たっぷりの人だった

こんにちは！SHElikes受講中のHonamiです。今年度から始まったSHEのイベント、「New　me」シリーズ。

あかしゆかさんの変遷

文章を書く人として活躍するあかしさんですが、もともと本を読むタイプでも書く人でもなかったそう。

20歳の時たまたま始めた本屋さんでのバイトがきっかけで本が身近になり、就活の際には出版社を志すも第一志望のところには行けず、「サイボウズ」なら”編集者”になれる！と思い、サイボウズに入社を決めます。

サイボウズでさまざまな活躍をしながら働いていた24歳のとき、「Web関連の編集者だし」という思いでTwitterを開始します。その時憧れの人から声をかけられ、思いがけないタイミングで副業がスタートしました。

書くことが楽しくてたまらなかったあかしさん。しかし本業もある中で副業も一生懸命こなしていたため、26歳の時に働きすぎで倒れてしまい、働き方を見直すようになりました。副業を減らしたり、本業を週３にしてみたり、心地の良い働き方を模索する期間が続きます。

そして27歳の時、岡山の宿で長期滞在をはじめます。岡山に魅力を感じて、二拠点生活をスタートさせました。たまたま空いている物件があり、「あ、ここで本屋さんをやろう」と心を決めたのです。
二拠点生活も、自分にとってどんな期間で滞在するのが心地よいのか半年ほどかけて模索したそう。結局は10日間岡山にいて、1ヶ月東京というスタイルがあかしさんにとってベストとなります。自分の居心地の良い生活を探すのってなんだかワクワクしますね。

自分らしくあるために大切なこと

皆さんは自分らしくあるために大切なことと言われてパッと思い浮かぶでしょうか。きっと人それぞれで違うと思います。「素直な気持ちでいること」や「自分にウソをつかない」などそんなことを想像する人がきっと多いのではないでしょうか。
だけどもう少し一歩踏み込んで本当に自分らしくあるために大切なことってなんでしょう。

あかしさんにとってのそれは、

●「してあげる」じゃなくて「したい」で行動すること
●関係性の名前に支配されないこと

というものでした。関係性の名前とは例えば副業/本業だったり、友達/クライアントだったり、そんな関係やかたち、肩書きに囚われたものさしで判断しないで自分ができることを精一杯やることに意味があるのだ、と言います。そしてそれは「してあげる」ではなく「したい」で行動すること。
「副業だから80%の気持ちでいいや」だったらきっと次には繋がらないということです。経験者から言われるとぐっと説得力が増す気がします…！

”伝える”ではなく”おく”イメージで書く

私が印象に残ったのは、あかしさんは書くときに「伝える」ことではなく「おく」イメージで文を紡ぐということ。「おく」っていうのが私にとって新しい視点で、とても素敵な考え方だと思いました。なにも肩肘はって相手に「伝え」なくていいのかと。
だからあかしさんの書く文はすんなり心に響くのだなと思いました。

そういえば　#あかしゆか　さんのイベントアーカイブをみた。行動をそのものを肯定するという本屋さんのコンセンプトにじーんときた。目的なんかなくていい、そう言われるとなんか楽になるよね😌
変わることをおそれないで受け入れるような、そんなとても広い温かさを感じる人でした✨

— 佐藤帆波/イギリスで書く人🇬🇧 (@naminamichapon) July 5, 2021

岡山であかしさんがオープンさせた本屋さん「aru（ある）」。コンセプトは「行為そのものを肯定するため」。行為自体を肯定してくれるなんて、なんて優しい本屋さんなんだ…！
人の心をスッと軽くさせてくれる。今は本屋というかたちだけど数年後は変わっているかも、ということもおっしゃっていました。そんなフレキシブルな捉え方に、尊敬もしたし羨ましくもありました。きっと本を読んだり、いろんな人の価値観に触れてきたから、柔軟になんでも受け入れる広い心を持っているんだろうな。

いつか岡山に行ったら、必ず訪れてみようと思います。