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【SHElikesイベントレポート】ブランドデザイナーYOPPYさんのわくわく生きるためのキャリア思考

こんにちは!SHElikes(以下SHE)受講中のHonamiです。

SHEでは今を活躍する方にお話を伺う、オンラインイベントが月に何回か開催されています。一般無料開放イベントもたくさんあるので、入会していない方も貴重なあの人のお話を伺えるチャンスです!ぜひイベントをチェックしてみてくださいね。

さて今回はSHE Ginzaの空間デザインもプロデュースする、ブランドデザイナーYOPPY(ヨッピー)さんのお話。実際にデザイナーとして活躍する方の頭の中がどうなっているのか、興味ありませんか?

Honami
Honami
私はとても気になります!

実は今を輝くYOPPYさんも最初からデザイナーとして活躍していたわけではありません。幾度のキャリアチェンジや方向性を模索しながら未来を切り拓いていった女性です。

YOPPYさんがどうキャリアチェンジを果たしていったのか、わくわくするキャリア形成の道筋をご紹介していきたいと思います!

YOPPYさんとは
Brand Designer / Art Director
6curry Inc、NEWPEACE Inc、SHE Inc、イキモノ所属。

1988年5月26日、鳥取県生まれ。千葉大学在籍中に、デザイナー兼イラストレーターとして活動し、クリエイティブユニット「ナマケモノ」を結成。大学卒業後、株式会社MTI、面白法人カヤックを経て、株式会社イキモノを設立。

2015年4月よりNEWPEACEの立ち上げに参画。NagatachoGRiD、シェアリングエコノミー、THEOなど、ロゴ・WEB・グラフィック・空間と、領域に囚われないブランディングに携わる。その後「かわいい」の表現を学ぶべく㈱れもんらいふと1年兼業。関わった案件は、 桑田佳祐がらくたツアーパンフレット、ツアーDVD「がらくたライブ」、上野PARCO_ya、オニツカタイガー新宿東店オープニングパーティーなど。

現在は、6curryのブランドデザイナーとして、見た目のデザインだけでなく、コミュニケーション・行動・感情など、人が関わるすべてのコトをデザインしている。
個人ワークとして、SHEのブランドデザインリニューアルを手がけている。

清く・正しく・美しく・楽しく、がモットー!

引用元:YOPPY WORLD

第1の学び 仲間との出会い

当初YOPPYさんは「どうやってデザイナーになったら良いかわからない」という壁がありました。しかしクリエイティブユニット「ナマケモノ」を結成したことをきっかけに、やりたいことは自分1人でやらなくていいということに気付きます。
こういうことをやりたいけど、自分にはこれしかできないから……という理由で諦めてしまうのではなく、もしかしたら一緒にその夢を叶えたい人はいるかもしれない。そしてその人にはその人しかできないスキルがある。
その力を掛け合わせて、実現できると分かったのがYOPPYさんのひとつのターニングポイントとなりました。なので、自分のやりたいことを発信するのはとても大切なことだと言います。

第2の学び 呪縛からの解放

次に面白法人カヤックに転職したときのこと。デザイナーになることを実は親から反対されていたYOPPYさん。カヤックに転職したことをこれまでの作品とともにお父さんに報告したそうです。その後電話がかかってきて「お前、こんなの作ってたのか!すごいな!」という素直に喜ぶ父の声。
このときYOPPYさんは初めて親の呪縛から解放され、大人になったと感じることができたそう。

知らない間に小さい頃に埋め込まれた親からの価値観やしがらみは大人になっても消えないもの。だけどこのことをきっかけに、親やレールに囚われない生き方を発見することができたのです。

第3の学び 救いの言葉

次のキャリア、NEWPEACE(ニューピース)の設立メンバーに入るときに言ってもらった「クリエイティブは命だ」という言葉。YOPPYさんはこの人の言うことに共感できるし、この人についていきたいと強く思ったそう。
だから今転職を考えている人にも考えて欲しいのが、結局のところ会社を作っているのは人。会社の人の言葉や想いに共感できるかどうかを大切にしてほしい、と語ります。

どの会社で働くか、選ぶ軸は人それぞれ。やりたいことのその先に何を信じるかがある

デザイナーとしてのキャリアを進んでいく中で、YOPPYさんはまたある壁に当たります。アートディレクターには様々な分野があり自分がどの分野に突起しているのか分からなくなったのです。(ここでいう分野というのはロゴ、WEB、グラフィック、イベント、空間など)
自分にはデザイナーとして創造する個性はない。だけどそれに悲観するのではなく、自分は「クライアントに憑依して世界を創り出すのが得意。自分でつくりださなくてもいいんだ」という考えに至ります。
たしかに憧れの人はいるけど、その人になることが結果ではないですよね。

そこからはクライアントワークに打ち込む日々が続きますが、自分をすり減らすような忙しい日々もありました。
今度は自分で何かを一からつくり出したい、そう思ってYOPPYさんは「6curry(シックスカリー)」という新たなブランドの立ち上げに挑戦することにしたのです。

https://6curry.com/

憧れと自分の適性は違う。自分だからこそできることは何か

第4の学び 転機、運命思考

ファッションに興味があり服のイラストを描くのが昔から好きだったYOPPYさん。いつかやってみたいとは思うも、そのとき自分に求められれていることやできることを地道に積み重ねていきました。

そして6curryを立ち上げたことで、自分の思わぬタイミングで夢であった服のアートブックを手がけることになります。
今やりたいことができていないという人も必ずいつの日かチャンスがくる、そう信じて進む。焦る必要は全くないと語ります。

身につけたこと・いつかやってみたいことが活きてくるのは時差がある

わくわくするキャリアは自分で作る

目指すべき姿がない、前例がない、そう将来に不安を感じる人は多いかもしれません。だけどYOPPYさんのように「自分が何者かになるのではなく、誰かのためにデザインするということ」に焦点を当てればキャリアに迷うことなく、前に進める気がしますね。
誰かのためにという点ではデザイナーだけでなく他の職種にも言えることだと思います。

世界観を人や空間、すべてに落とし込むことが得意なYOPPYさん。今までのデザイナーにはない新しいキャリアをどう進んでいくのか、ますます注目です!

【YOPPYさんのnote】

たかが肩書き、されど肩書き。「ブランドデザイナー」になるまでの苦悩

6curryと私。自分にやりたいことがなくてもいい

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